オリーブの木に見守られて…
- patomo staff
- 2021年3月21日
- 読了時間: 4分
リラックス&ナチュラルウエディング
※ご紹介する披露宴は新型コロナによる影響がまだ及ばない時期に行われました。またこのような挙式、披露宴が行われる日が来ることをスタッフ一同願っております。

オリーブは1本だけだと実をつけにくく、相性の良いオリーブを近くに植えることで実が付きやすくなるといわれていることから「夫婦の木」と言われています。
パトリック・キソ・ガーデンの中庭に佇む「夫婦のオリーブの木」。スペイン アンダルシア地方の樹齢300年のオリーブの樹で、1つの根から2つの幹が生えた夫婦の樹としてこのガーデンのシンボルツリーになっています。
今回はこのオリーブをテーマにした素敵な披露宴をご紹介。「夫婦のオリーブの木」もおふたりを温かく見守ってくれているかのようです。

「好きなものを散りばめて、自分たち自身がリラックスできるような、ナチュラルなパーティ―にしたかったんです。ホームパーティーみたいにみんなで楽しめたらいいなと…」ご自宅のお部屋にはいつも植物を絶やさないという新婦様。この日の会場には新婦様手作りのグッズがディスプレイされ、ナチュラルでおしゃれな空間を演出。
動物、特にキリンが好きだという新婦様。お気に入りのペアのキリンの人形も、この日はドレスアップしてウェルカムドールとしてゲストのみなさんをお出迎えです。
オリーブ色のグリーンとキリンのイエローをイメージしたテーブル装花。ナチュラルなパーティーテーブルには、ゲストの名前がスタンプされたウッドプレートが置かれました。

ゲスト一人ひとりの顔を思い浮かべながらおふたりで手作りしたプレートです。
新郎新婦が座る高砂席。この日のために選んだドレスがよく見えるように、小さなテーブルと大きなソファーを用意しました。
「大きなテーブルと大きな装花の高砂だと、どうしてもゲストのみなさんと距離ができちゃうなって思ったんです。だから、椅子もあえて大きなソファーにして、みんなで並んで座れたらいいな…って」
新婦様の願い通り、ゲストのみなさんもリビングのようにリラックス。

お色直しのカラードレスは、シックだけどふんわり可愛いブルーグレーのシフォンドレス。新郎様もブルーとグレーの衣装でコーディネート。オリーブを基調にしたナチュラルテイストのブーケや髪飾りがお似合いです。

お色直しをしたおふたりがポニーの馬車に乗って登場。「え!すごい!本物のポニーだ!」と、会場も沸きます。
そして、会場に置かれたオリーブの苗木。「オリーブセレモニー」のはじまりです。

実はこのセレモニー、ゲストのみなさんの受付時からはじまっていました。

受付の部屋にオリーブの苗木とスコップが用意され、訪れたゲストがおふたりのしあわせを願いながら、土を少しずつ入れて苗木のポットを完成させていたのです。
受付の部屋にオリーブの苗木とスコップが用意され、訪れたゲストがおふたりのしあわせを願いながら、土を少しずつ入れて苗木のポットを完成させていたのです。

それぞれジョウロを手に持ち、苗木に水をそそぐ「水合わせの儀」。
「水」は違う環境で育ったおふたり自身とご家族をあらわし、違う水(環境)で育ったおふたりがひとつになって新しく幸せな家庭を築けるようにとの願いを込めた儀式です。日本では古くから行われてきた儀式を、おふたりの新しい感覚でアレンジした、素敵な「オリーブセレモニー」となりました。

お見送りの時にゲストにお渡ししたプチギフトは、おふたりの似顔絵イラストのラベルのオリーブオイルとハート型のパスタ。オリーブの、「平和」「やすらぎ」といった意味の花言葉のとおり、おだやかで温かいおふたりのお人柄でハッピーな空気に満たされたパーティーとなりました。

<二次会でのワークショップ>
披露パーティーのあとに、親しいご友人が集まって行われた二次会では、パーティーに使用した装花を使ったフラワーアレンジのワークショップが行われました。
この日使われた装花はすべてドライフラワーにできるものをチョイス。可愛らしいミニブーケを作ってご自宅に持ちかえりました。

オリーブ、装花、ブーケ、セレモニー、ワークショップと素敵なアイディアで盛りだくさん。
ゲストのみなさんも心の底から楽しまれた様子でした。
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